リサイクル教育での制作デザインを商品に採用・販売します
2024年07月10日 教育体験
再生備前を題材に、岡山理科大学経営学部が三石中学校とのコラボレーションにより、リサイクルとデザインや付加価値についての特別授業を実施し、授業での制作デザインを商品に採用いたしました。
授業実施内容
①環境問題とSDGs、商品デザインのつながりを学ぶ
授業では、岡山理科大学経営学科の3年生と三石中学校の1、2年生がリサイクルが環境問題にどのように影響するかに焦点を当てて議論をしました。
生徒たちは、リサイクルが持続可能な経済循環に不可欠であること、またリサイクル品が商品として販売されるためには、デザインやPRなど様々な課題があることを学びました。
②実際にデザインを作り、採用が決定
三石中学校の生徒がデザインしたメッセージイラストを組み合わせたオリジナルマグステッカーを、弊社で採用し、オリジナルマグステッカー入りの再生備前マグカップとして下之町にある無印良品 岡山表町商店街(岡山市北区表町2-2-71)の店舗で展示販売されることとなりました。
※授業の内容や詳しい経緯は以下のnoteをご覧ください。
https://note.com/thecontinue_/n/nfab5a43d1c2a?sub_rt=share_pw
店舗で授業の様子などのパネル展も開催
授業の様子やオリジナルデザイン画がどのようにして作られたかをパネル展示で紹介します。
また、この特別なオリジナルマグステッカー入りの再生備前マグカップを販売します。
この機会に、再生備前の取り組みと生徒たちの成果をぜひご覧ください。
販売、パネル展開催の日時・場所
日時:【販売期間】
2024年6月28日(金)~2024年9月1日(日)
11時~19時(最終日は18時まで)
【パネル展開催日】
前期 2024年6月28日(金)~2024年7月31日(水)
後期 2024年8月1日(木)~2024年9月1日(日)
11時~19時(最終日は18時まで)
場所:無印良品 岡山表町商店街(下之町)
(岡山県岡山市北区表町2-2-71)
関係者からのメッセージ
株式会社the continue. 代表取締役 牧緒里
再生備前を授業の題材にしたいと聞いたときは嬉しく思いましたが、実際にデザインを作るという話を聞いたときには、正直なところ生徒さんの実力も心配であったため、「採用できるかどうかはお約束できない」と回答しました。…
しかし、実際に、素晴らしいデザインができあがってきて本当に驚きました!私たち大人には創ることができない心にささるデザインで、備前焼をリサイクルするということには、私たち生産者以外の多くの方々が精神的な面でも関与しているということをあらためて思い、ドキッとしました。まさに、地域と産学連携から生まれたあたたかいイノベーションだと感動しています。
地元企業の責任として、本当の小売店舗で商品として紹介し、生徒の皆さんに「自分の作品が本当のお店で商品として紹介されている」という成功体験をしていただく必要があると思いました。実際に、知名度の高いショップで取り扱っていただけたことも嬉しく思っています。
岡山理科大学経営学部 准教授 高橋良平
私どもは2022年度より三石中学校の生徒さんと共に、「社会にいいことをするラボ」として身近にある問題や社会課題を、ゼミ形式で考える試みを進めてまいりました。…
その中で、中学生・大学生など若者が、自分達の生きる未来の環境や社会に強く関心を持ち、社会課題の解決に向けて自分達に何ができるかを真剣に考えてくれていることを強く感じています。再生備前の事業は、環境保護と地場産業の維持発展など、持続的な社会課題解決に取り組むビジネスとして、とても興味深く、学生が関心を持ってお話を伺ったのがthe continue.様とのご縁となりました。この度は、学生達の未来へのメッセージを、広く発信する機会をいただいたことに大変感謝いたします。
備前市立三石中学校 校長 清利太志
岡山理科大学経営学部高橋先生のゼミからご提案をいただき、令和4年度から、現代社会の課題を探究する「三石中学生大学」がスタートしました。…
令和5年度には、備前焼のリサイクルを手掛けるthe continue.様に来校いただき、その
取組を教材として提供していただきました。また、リサイクルされた商品に付属するステ
ッカーのデザイン制作のご提案をいただき、生徒たちは環境保護に対する自分の思いを込
めて制作に取り組みました。大学生にリードされながら議論し、ステッカーのデザインを
作成する中で、SDGsの理解を深め、社会の課題解決に一層関心が高まったと確信してい
ます。
また、三石の歴史あるセラミックス産業において、優れた技術力をもつ企業があること
を知り、郷土愛の高まりにもつながりました。
the continue.の皆様、高橋先生及びゼミ生の皆様、貴重な学習機会をご提供いただき、
感謝申し上げます。