001BIZEN 備前珈琲玉の紹介
2021年03月25日 ニュース
RI-CO 001BIZEN 備前珈琲玉
“「コーヒーに入れるだけ」で「味変、劣化改善」を実感できるアイテムです”
POINT-1-【簡単でおいしい】
・カップやタンブラーに入れるだけ
・水で洗って繰り返し使用できます
・時間の経過とともにまろやかな味わいに
POINT-2-【味変】
・雑味はまろやかに
酸味はクリアでシャープに
・淹れてから30分以上経ったコーヒーも飲みやすく
・キレのある後口を実感できます
POINT-3-【サステナブル】
・廃棄備前焼作品から生まれました
・陶片を30%以上使用
・使用済み品は回収再生に対応します
―――開発の経緯
備前珈琲玉は、「備前焼の効果を知ってもらいたい」そんな気持ちから生まれました。
備前焼で作られたマグカップは3,000円~5,000円と、やや高価なものでした。
初めて見る人にとって1点ものの備前焼は高価で、色柄や質感を選び方も難しいと言われています。
地域の工芸品を気軽に手にとってもらえるお土産品として最初に開発されたのが「備前珈琲玉」です。
1000円以内で、気軽に買える大きさ、効能を楽しめるアイテムとして生まれました。
―――マイタンブラーをきっかけに「おいしくてやさしい」ミニアイテム
RI-COの仲間が、気軽にできる環境への配慮として行っているのが「マイタンブラー」
コーヒーの味が劣化するのを防ぐため
従来品の備前珈琲玉を入れて使用していました。
使用する中で、従来品は、転がってしまうなどの使いにくさを見つけました。
RI-CO再生素材の開発に伴い、タンブラーでも使いやすいものにしようと
再生素材ならではの軽量化や、凹凸を生かした小型化を行い使いやすくなりました
コーヒーは長時間の高温保温で味が劣化しやすく、保温タンブラーのコーヒーの味の劣化は
コーヒー好きには気になる部分でしたが
備前珈琲玉を入れておくことで、時間の経過とともに味わいがまろやかに変化し
30分以上経過したタンブラーのコーヒーも飲みやすさを実感することができます。
―――おいしくて環境にもやさしいことが大切
RI-COは、おいしいとやさしいの両方を大切にしています。
備前焼産地の陶器くずと備前粘土で作られたRI-CO備前珈琲玉は
使用後も100%再生することができます。
再生素材、手作業工程の多い商品となりますので、色味や柄に個体差がありますが、オンリーワンの愛着をお楽しみください。
―――備前備前粘土とコーヒーの味わいの話
六古窯の備前焼は、完全無釉薬を守る産地です。産地特有の粘土を焼き締めという製法で焼き上げ、釉薬を一切使用しません。
備前焼には、古くから飲み物の味わいをまろやかにすると言われており、地元ではコーヒーの味わいがまろやかになることは常識として扱われていて、実際にコーヒー専門家の舌や、味覚センサーの実験では、雑味が消え、コーヒー本来のまろやかさや酸味を長時間楽しめることが分かっています。
とても面白い特徴ですが、備前焼は伝統製法の作家と窯元だけの産地で、産量も少なく国内でもこのことを知る人は多くありません。
―――RI-COのメッセージ
RI-COは、廃品から生まれ、廃品を出さないことと、もう一度再生することを大切にしています。製造過程でできる型枠のあとや、備前粘土に含まれる鉄分の吹き出しをそのままに焼き上げることで、美しく均一すぎるものの裏側で捨てるものが生まれるという事実への問いかけをしています。
一方で、私達は地域の伝統工芸備前焼が大好きです。RI-COという気軽な商品で備前のことを知ってもらうことで、本格的な備前焼の世界にも興味を持って欲しいと考えています。
一級の美しい伝統工芸を守るためにも、廃棄品の受け皿があることも必要ではないだろうか、一見相反するようですが、私たちはどちらも必要だという価値観を持っています。